つみたてNISAについて
こんにちは、ふじろーです。
本日はつみたてNISAについてまとめてます。
目次
1そもそもNISAとは
1-1つみたてNISAとは
1-2一般NISAとは
1-3つみたてNISAに向いてる人
1-4一般NISAに向いてる人
2つみたてNISAのメリットとデメリット
2-1メリット
2-2デメリット
4まとめ
1そもそもNISAとは
つみたてNISAについて詳しく説明する前にNISA制度について軽く触れます。
そもそもNISAとは少額の投資が非課税になる制度のことです。
一般NISAとつみたてNISAの二つがあります。
どちらも20歳以上の日本居住者であればだれでも口座開設が可能です。
それぞれ一方しか利用できず、現在、併用は認められておりません。
非課税になるのは上場株式や投資信託などの配当金、分配金、譲渡益です。
本来20.315%の税金がかかりますが、これがかかりません。
1-1つみたてNISAとは
年間40万円、最長20年までの投資が非課税になります。
投資できるのは国の基準を満たした投資信託だけです。
毎月一定額を積み立てて投資を行います。
申し込みは銀行や証券会社などの金融機関できますが、金融機関によって
取り扱っている投資信託が違うので注意が必要です。
上場株式などと比べると安全と言えるでしょう。
1-2一般NISAとは
年間120万円、最長5年間までの投資が非課税です。
投資できるのは、上場株式、投資信託、ETF、REITなどです。
銀行でも口座開設可能ですが、上場株式の取り扱えない銀行もあるので
証券会社で開設する方がいいと思います。
1-3つみたてNISAに向いてる人
下記に該当する人は
一般NISAよりつみたてNISAに向いています。
➀投資経験の少ない人
理由は投資できる商品(投資信託)が、国の厳しい基準を満たしている厳選された投資信託に限られいるからです。
日本で取り扱いのある投資信託はすべて合わせると数千本以上あるといわれています。
つみたてNISAは最初からその中から優良投資信託のみをピックアップしているので
投資経験のない方や少ない方でも安心して始められるのではないでしょうか。
②まとまった資金のない人
つみたて投資は毎月決まった金額、未来のお金を投資に充てるので、現在まとまった資金がない人でもすぐに始めることができます。
③投資にかける時間がない人
つみたて投資は買うタイミングも毎月決まっているので、買い時を見逃すということがないです。
普段から時間がなく、日々マーケットの状況を確認したり、
投資に関して勉強することができない人に向いているといえます。
1-4一般NISAに向いてる人
一般NISAは先ほどとは真逆の人に向いています。
➀投資経験の多い人
投資信託だけでなく個別株式にも投資ができ、年間の非課税枠も120万円とつみたてNISAと比べて多いため今まで投資をしてきた方に向いています。
②まとまった資金のある人
一般NISAは毎月積み立てて投資するわけではないので
ある程度まとまった資金が最初必要になります。
③多くの投資リターンを得たい人
一般NISAは投資する商品に制約が基本ないので
個別の上場株式に投資出来たり、様々な投資信託に投資することが可能です。
そのためハイリスクハイリターンな投資をしたい人に向いています。
2つみたてNISAのメリットとデメリット
2-1メリット
第一に投資から得る利益が非課税になる点です。
第二に国の基準を満たした投資信託から選ぶので始めやすい。
またすべての投資信託は買い付け時の手数料がかからない。
第三に積立投資はドルコスト平均法という株式や投資信託の取得コストを平均化し、
損を出しづらく、利益が出やすい投資方法である点です。
こちらは後ほど詳しく説明します。
2-2デメリット
第一に個別株式やREITなどに投資ができない点。
第二に損をする可能性がある点です。
基準を満たした優良投資信託とはいえ
元本割れのリスクは当然存在します。
また損をしても他口座と損益通算できないのもデメリットです。
損益通算とは投資で出た利益をほかの投資で出た損失で相殺することです。
ドルコスト平均法とは毎月一定額積み立てて投資することで取得コストを平均化する投資方法のことです。
言い換えると
値段が高く割高な時は少ない量を買い、割安な時は多く買うことができるということです。
例えば、毎月1万円を積立投資する際、
投資信託の値段が
1口=1万円の時は1口
1口=2万円の時は0.5口
1口=5000円の時は2口
このように安い時にたくさん仕入れ、高い時には買い控えることができます。
そのため値段が下がるとたくさん買うことができ、値下がりによる不安やストレスを感じなくなります。
投資の成果はこのような式で表せます
投資の成果=売却時の値段×保有する口数
一般的に投資は安く買って高く売ると思われがちですが、
積立投資をする際は、積立期間中、いかに多くの口数を保有できるかという点が
重要になります。
実は積立投資は、積み立てを開始してから売却するまでの間に
投資している商品が半分の値段になっていても
もうけを出すことができる負けない投資方法なのです。
下記表で詳しく見てみましょう。
|
1年目 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
値段 |
10000 |
8000 |
6000 |
4000 |
2000 |
1000 |
2000 |
3000 |
4000 |
5000 |
取得口数 (年間) |
12 |
15 |
20 |
30 |
60 |
120 |
60 |
40 |
30 |
24 |
合計口数 |
12 |
27 |
47 |
77 |
137 |
257 |
317 |
357 |
387 |
411 |
投資金額 |
12 |
24 |
36 |
48 |
60 |
72 |
84 |
96 |
108 |
120 |
投資成果 |
12 |
21.6 |
28.2 |
30.8 |
27.4 |
25.7 |
63.4 |
107.1 |
154.8 |
205.5 |
投資開始時1万円の投資信託に毎月1万円投資する場合(10年間)
値段はその時々の投資信託の値段(円)
取得口数(年間)は一年間で取得した投資信託の口数(口)
合計口数はそれまでに取得した投資信託の合計口数(口)
投資金額は累計の投資金額(万円)
投資成果はその時点での評価額、値段×合計口数(万円)
このようにスタートから10年後半分の値段になっていても利益を出すことができます。
これは4年目から9年目にかけて、5000円よりもお得に購入出来ていたからです。
値段が下がる=お得にたくさん仕入れるチャンス
というわけです。
上の表を見ると
6年目が1番値下がりしているタイミングです。
この時は60万の投資に対して、27.4万円の評価しかないので赤字ですが
そこから3000円に戻ったタイミングですでに黒字になっているのがわかります。
4まとめ
➀NISAには一般とつみたての2種類がある
②投資スタイルや投資対象によってどちらか一方を選ぶ
③運用益(配当金、分配金、譲渡益)が非課税になる
④厳選された投資信託の中から、損のしづらい投資方法で投資ができる
⑤投資初心者が中長期的に資産形成するうえで最適な制度
以上